「幻想水滸伝 紡がれし百年の時」


「幻想水滸伝」シリーズ。最初の発売が1995年と聞き驚きました。このシリーズが長く愛されてきた理由を探しながら今回、主題歌「The Giving Tree」 を作らせて頂きました。

「百年」は時代のひとくくりではない。そして百年前がそんなに昔なのでもない。百年前から見据えた、百年後は想像できない遠い未来でもない。

その時代に生きている人達に流れているもの。恐れ、喜び、悲しみ、怒り。姿がかわっても、変わっていない何かを無意識に探して共感している。百年を旅するキャラクター達はそこで出会う人の思想や情熱、愛情に触れる。
百年前の人から新しい自分を貰うのだ。

私たちは現に百年よりも、もっと前の時代の絵画や音楽に私たちは感動する。その時代に生きていた人が日記のように綴ってきたものから、新しいエネルギーをもらう。タイムトラベルをしているのと同じだ。
過去に培われた情熱は、細くても帯のように現在へと静かに繋がっている。
そのあたたかさを「幻想水滸伝 紡がれし百年の時」を通して、伝えたいと願っています。

石川智晶